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昔の自分と今の自分

<< contents 「うっ、また来た。もうぉ〜いやだ。忘れたいんだ。全部一からのやり直しなんだ。頼むから静かにしてくれ!こんな事したって俺は負けないんだ。もう、そう決めたんだ。だから...。一人に、一人にしてくれ。」

最近、突然やって来る意味不明な感情のせいで夜も眠れず顔色もさえない。やはり、転職は失敗だったのか?それとも、この苦しめている俺の正体をあばきたい。じゃぁ〜どうすれば、素直にもう一人の自分と対話できるのであろうか?落ち着け、落ち着け...。

『なんで今まで築きあげた物を捨ててシェフになった?教えてくれよ。』

「それはもう一つ技術を身につけたかったから...。それと年いってからの転職は難しいだろ。だから今決めたんだ。変かな?」

『変だよ。だってこのまま昔の仕事してたら、それなりに地位とか名誉とか、それよりもっとすごい何かを手に入れられたんじゃないのか?何でそれを全部捨てる。俺には理解できないよ。』

「刺激が無いんだ。生きてる感じがしないんだ。ただ何となくそこに立ってる気がしたんだ。息苦しかった。それって体に悪いだろう?」

『ただ逃げてるだけじゃないのか、お前?飽きっぽいんだよ。要するに、落ち着いて一つの事に集中して継続できないんだな。可哀想なヤツ』

「いや、逃げてる訳じゃないよ。だって今の仕事は楽しいし、生きがいもやりがいもある。それだけじゃダメなのかな?じゃぁ〜どうすればいいんだよ!教えてくれよ、この薄情者!」

『じゃぁ〜何で俺が出て来るんだ!俺は昔のお前だろ。俺がここに居るのは今のお前が望んでいるからここに俺はいるんだ。その俺に薄情者だとぉ〜、ふざけんな!もっとしっかり考えろ!』

「そんな言い方しなくても...。」

『ほぉ〜ら、そぉ〜やってすぐ泣く。決まってそうだ。要するに責任感がないんだな。すぐ、甘えてさ。自分が頑張っていればみんなも頑張れるだと...。聞いてあきれるよ、お前には。そんなのただの偽善だな!』

「そうかも知れない。でも、やってみたいんだシェフを。年令がいくつであろうと体に負担がかかろうとみんなに驚かれようとやってみたいんだ。やりたくて、やりたくてしょうがないいんだ!やる気がある時はやるべきだろう?そうじゃないのか?やっと決心したんだ!誰にも邪魔はさせない! 俺は自分でこの道を選んだんだ。前に進むしかないんだ。ただ、前だけを見て...。いいだろ?やっていいだろう?」

『じゃぁ〜時間をやるよ。そのかわり弱音はいたらその時は俺に従うんだぞ、分ったな。ほら、時間だぞ。シャワー浴びてさっさと行け!』

「負けない、俺は負けない。自分で決めたんだ。前へ、前へ、進むんだ!」

と、昔と今の俺が一つの心の中でせめぎあっている。過去の経験が未来の俺の生き方に楽な方に、楽な方に少しずつ引き戻して行く。こんな経験はあなたにもあったのだろうか?自分では納得しているのに、心や体が勝手に一人歩きしている。恋愛でも無いのにコントロールがきかず、自分自身との終わりの無い戦い。最後には勝ち負けの結果がはっきりとでるが、それが自分にとってベストなのかは分からないまま、またその道を疑問を持ちながら歩いて行く。結局自分の過去の栄光、成功がしがらみになって足にからまってなかなか前に進めない。今回の転職で分った事は過去の築きあげたプライドをどれだけ自分自身で粉々にぶち壊して0からのスタートをスムーズに出来るかにかかっているような気がした。要は、「その道では素人だから頭を白紙に戻して素直な心を持ち続ける事」だと思う。その「せめぎあう心」がいつか無くなった時、俺はシェフの道の果てしない先のゴールが少しだけ見えて来るような気がする。

今回は暗かったのだ!でも負けないのだ。みんな、これ読んで分ってくれたかなぁ〜?要は心も体も考えていて転職とは非常に強い意志とエネルギーが必要なのだ!想像を絶する過酷なものなのだ。口では何とでも言えるが続ける事が大事なのだぁ〜!先が見えるまでは絶対に負けないぞぉ〜!
俺の心の中の素直な葛藤を話してしまったのだ!「えっ、もう挫折?」ではなくて、良き理解を求むのだ。それでは、まったなぁ〜!