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どっちがどっちとしゃぶしゃぶラブ！
<< contents おぉ〜い！みんな、元気かぁ〜？俺も毎日忙しくしてるのだ！ニューヨークは最近、恐ろしいほど天気がいいぞうぉ〜。からっっとしていて、空は快晴で日陰に入るとさわやかな風がヒュ〜って感じで...。こんな時はオープンカフェで１日中ゆっくりしたいものだ。（俺にも暇をくれぇ〜！）さてさて、みんなが住んでる場所の気候は、どうだろう？機会があったらおしえてくれぇ〜！それでは、書くぞぉ〜！ゴォー、ゴォー、ゴォー！

今日はお店のおもしろ特集を話すのだ！俺はお店の中にあるオープンキッチンでいつも仕事をしてるのだが、これがまた思わず吹き出しそうになる程おもしろいお客さんがドバァ〜と来ちゃってる。ニューヨークという場所柄もあってかなりいろんな国の人が食べに来てくれるのだ！見た目ではどこの国の人なのか判断が難しいのでそれは書くのは止めにしよう！それでは、楽しんでくれぇ〜！はじまり、はじまり！（パチッ、パチッ、パチッィ〜！）

ある日の事、お店も込み始めた午後９時過ぎに年の頃なら６０歳と１２歳のおじさんと少女がグリルのカウンターに座った。そそくさと、ウエイトレスが「飲み物はいかがですか？」と聞くとおじさんが少女の顔をうかがって『じゃ〜コーラと日本酒を熱燗で...』と答えた。その少女はグリルのガラス越しにニッコリと微笑んで俺に挨拶をした。そうこうしている内にウエイトレスが飲み物を運んでおじさんには熱燗の日本酒、そして少女にコーラを差し出した。でも何だか２人の様子が変だ。お互いに顔を見合わせて目の前に置かれた飲み物を見るやいなや、交換しているではないか！おじさんはデカイずぅ〜たいで小さいストローでチュウチュウコーラを飲みだし、一方少女は手酌でおちょこに熱燗を注いで一気に飲み干した！ウォ〜！何なんだこれは！思わず俺はチーフの所に駆けよって「み、見て、ください！チーフ！」チーフは冷静な顔で「いろんなお客さんがいるからなぁ〜」と言って仕事に戻った。でも俺の頭の中で彼女はすごぉ〜く若く見えるけど実は２５歳ぐらいに違い無い！お、俺の目が...。もう１度見てみよう。ん〜ん、どう見ても小学生高学年！きっときっとすごぉ〜く若く見える人なんだぁ〜！と２人が帰るまで自分に言い聞かせていたのだった。

そう思っていると今度はカップルで年の頃なら２３〜２６の男女のカップルがグリル前の席に向かいあって座った。「何をたのむのかなぁ〜？」と思っていたらウエイターが「しゃぶしゃぶ」の準備をしてるではないかぁ〜！まずはカートリッジ式のコンロが２人の前に現われたぁ〜！おぉ〜と２人とも覗いたり、鍋の受けを持ち上げてチェック、チェック。おぉ〜今度は２人にとっては、奇妙な形のステンレス製の鍋が登場だぁ〜！さぁ〜どうする、どうする？おぉ〜と、男が触ったぁ〜！うげぇ〜熱がって手を振ってるぞぉ〜。今度はお肉と野菜が登場だぁ〜！２人ともあまりのお肉の質の良さと量の多さに喜んでるぞ〜！そしてウエイターが「沸騰するまで待ってください」と言って消えたぁ〜。２人は５分経ってもウエイターが来ないので割り箸を割ると肉を掴んで...でたぁ〜鍋のフタの上に肉を置いたぁ〜！あっちゃ〜！俺があまりに見兼ねて行こうと思った時にウエイターが来て肉を取ってフタを開けてしゃぶしゃぶの実演だぁ〜！いいぞいいぞ。お客の男は野菜や肉を入れて少し待って彼女の受け皿を取り、優しく盛ってあげた。「すばらしきしゃぶしゃぶラブ！」そして男とはいうと...またもやでたぁ〜いきなり巨大なダシ昆布を慣れない箸で口に入れたはいいがまだ煮立ったばっかりなので固ぁ〜い昆布が切れない、切れない！（フガッ、フガッ、フガッ〜！）あまりに切れないので手で掴んだが熱いぞぉ〜これは...。おいおいダシのないしゃぶしゃぶでこれから...。と思っていると今度は彼女がポン酢と胡麻だれに気が付かずそのまま食べてるぞぉ〜！頭をかしげてるぅ〜。味が無いだろう、それじゃ。それに笑ってる、笑ってる！（おいおい、笑ってる場合ではないのだぁ〜！）あまりの味の無さに男がウエイターに食べ方を聞きまくっているぞぉ〜。おぉ〜と今度は「やくみ」とにらめっこだぁ〜！味見してるぞぉ〜。やばい！もみじおろしを胡麻だれに入れたぁ〜！でも旨そうに喰ってるぞぉ〜！次は彼女が彼に肉を取ってあげたのはいいが、お皿が遠くて届かない！彼がそれに気がついて箸と箸で受け渡しだぁ〜！縁起悪いぞぉ〜！助けてくれぇ〜！（ここまでやられると笑うのもさすがに疲れて見るのが辛くなってきてしまったのだ！はぁ〜！）その後、爆笑とともに２人は満足そうな顔で帰っていったのだ！

日本の食べ物の文化はいろいろあるが中でも最近ニューヨークでは脂肪分を自分でカットできる「しゃぶしゃぶ」が人気急上昇！（本当は口当たりはさっぱりしているがたくさん食べたらいっしょである！）他国の人にとってはあまりにも難しい食べ方、そして不思議な日本食！これからもどんどん来て体験していって欲しいのだ！もちろん、日本人の人もお待ちしているのだ！やっぱり、人間は美味しい物を食べてる時と寝てる時が一番の幸せなのかもしれない！お客さん、今度は「すきやき」チャレンジしてくれぇ〜！そんじゃ〜またな！バァ〜イバイなのだ。