シェフの道ー第38話ー 秋の王様登場とお勧め料理思考!

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秋の王様登場とお勧め料理思考!

<< contents カツッ、カツッ、カツッ...。う〜ん、聞こえる聞こえる「秋」の足音が。みんなの国でも聞こえて来てるのかなぁ〜?今年のニューヨークは近年まれにみる涼しさだったのだ。クーラーもあまり出番が無く、また来年までさよならって感じかな。しかし、アメリカには夏でも無いのにいきなり秋から冬にかけて猛暑が1〜2週間押し寄せて来るインディアンサマーがあるので気を付けなくては。これでまた、みんな風邪を引くのだ。だからニューヨークに住んではや7年の俺はいつもインディアンサマー用の半ズボンとサンダルを全部しまわずにとってあるのだ。(賢い、賢い?!)さぁ〜てと今のニューヨークはまだ少し最後の夏の蒸し暑さが残っているが、そんな変な天気は「しかと」して今日も書くぞぉ〜!おぉ〜!

今週のお店も「暇」だったのだ。暇ってほど暇でもないがパッとしない客入りだったのだ。あぁ〜早く、秋よ来てくれぇ〜!そしてみんなの胃袋を刺激して美味しいものが食べたくなるようにしてくれぇ〜!って言わなくてもなんてったって「食欲の秋」だけに、お願いするまでもなくきっとみんな来てくれると思うのだ。夏で使ったエネルギーをここで美味しいもの食べて冬に備えるってことだな!でも、食い過ぎには気をつけたいものなのだ。(それって俺の事かもしれん!胃薬の心配は俺だけ?)てな訳でなんで俺が今日は秋の話を始めたかと言うとお店に秋一番で「松茸」が届いたからなのだ。俺も少し貰ったのだがあの触感と鼻から抜ける高貴な香りで「あぁ〜秋がすぐそこまで...」と1人で酔っていたのだ。レストランに勤めてもうすぐ4ヶ月になるが遅いって言われるかもしれないけど今頃になって「この業界は食材や味覚で季節を感じる」って知った。そのいい例がこの松茸だ。でも俺が今頃になって気が付いたのも無理はない。それは、今では世界中でいろんな食材が輸送技術や冷凍技術の進歩によって季節に関係なく手に入るようになったからだろう。それこそ昔のいろんな国ではシーズンフードがあったに違い無い。今では一年中食べれるものでもその時の天候や収穫の状況でなかなか口に入らないものもあったのだろう。そりゃ〜一年中食べられれば便利だが昔のように「今この時期しか食べれない」っていう稀少価値も捨てがたいものなのだ。それにこの時期しか食べれないって思うと食べ物のありがたみなんかも出て来ちゃったりして、余計に美味しく感じるかも知れないのだ。でも、こう思うのも今の世の中で生きてるからこそ感じる「贅沢思考」なのかもしれない。その意味はその時々しか食べれなかった頃は「あぁ〜こんな美味しいものが一年中食べれればいいのになぁ〜」と思っていたはずだからである。どっちにしても「便利で豊かな世の中」になった事は確かなのだ。俺からの今年の秋のお勧め料理や食材は「素に戻ってその素材のシーズン価値やその背景には苦労して作っている人がいるって事を念頭に置いて食べてみる」を提案しよう。そうすれば以外と料理って美味しく食べれるかもしれないのだ。だってさ「このトマトはどっから来て、誰が作ってくれたのだろう?それにこのサラダに入っている野菜はもしかしたら全部違う国から来た野菜かもしれない?」なんて考えながら食べると面白いし収穫の秋ならではないだろうか。さてさてこの秋あなたはどんな国の食材と出逢うのだろうか?俺もニューヨークで思いっきり秋を満喫するのだ。みんなもトライしみてくれなのだぁ〜!それでは今日は短いがこれぐらいしておくのだ!そんじゃぁ〜なぁ〜、バイバイなのだぁ〜!

言い忘れたが「ツアコンへの道」は残念ながら俺の一身上の都合で辞める事にしたのだ。「クビ」になった訳ではないが...。人間、長く生きてるといろいろな人との出逢いがあり、別れがあるのだ。タイミングってのも意外と大事かもしれない。でも、これからも自分に正直に生きてみたいものなのだ。また、明日から頑張るぞぉ〜!走れぇ〜!みんなも遅れをとるなよぉ〜!

またもや言い忘れたが今日「8月27日」は俺の記念すべき誕生日だったのだ。くぅ〜俺もこ、こんな歳に...。俺はこのホームペイジをどこの誰が読んでくれてるか知らないが見知らぬ俺にも「おめでとう!」って言えたあなた!あなたはきっとこれからいい出会いが待ってるのだ。それともう素敵な出逢いをしてしまった人はもっといい事が待っている!俺が保証するのだ。そんな優しいあなただから...。それじゃ〜今度こそバイバイなのだぁ〜!また、来週このページで会おう!元気でなぁ〜!