シェフの道ー第65話ー 3日間の吹雪きと待たせるとは?

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3日間の吹雪きと待たせるとは?

<< contents あぁ、今年は本当に雪の多いニューヨークなのだ。今週末から来週の火曜日はまたもや「ウインターストーム」の警告が発令され外に出るのも何だか気が引ける。と、言ってる場合ではないのだ!外は物凄い吹雪きだぞぉ〜!しかし、俺の洗濯物は限界を超えてるではなか!、この吹雪の中ランドリーに行くぞぉ〜!おぉ〜!(と、ここで書くのを止めてランドリーに行って来たのだ!)みんなぁ〜、外は予想以上に吹雪いていたぞ。帰って来る時なんて前が見えないので遭難しそうだったのだ。おぉと、忘れてた!みんなぁ〜元気に冬と春の中間の季節をエンジョイしてるかぁ〜!(その後65話を更新するまで吹雪は止まなかった。ー3日間ー)

さてとお店の方はもうリオのカーニバルの様に忙しいぞう!なんでこんなに今の時期、忙しいのか分からんが毎日慣れないシフトで頑張っております。ひろちゃんグリスペ第6弾は「さわらのソテー(トマトヴィネグレットソース)」だったのだ。前回一皿も売れず苦やし涙を飲んだ俺は起死回生を狙いこのスペシャルに賭けた。あまりに出なかったので今回は3皿分しか用意しなかった。しかしお陰様で3皿完売だったのだ。売れて後でもう少し仕込みをしておけば良かったなぁ〜なんてついつい欲張りが出てしまったのだ。また来週も頑張るのだ!(とは言ったものの何、作ろうかな?頭が痛いのだ)

話は変わって今週のお題は「どのくらいまで待てるか?」である。みんなは人を待つ時間はどのくらいまで待てるだろう?友達、両親、上司、はたまたタクシーなどの乗り物などなど、生きていくのには避けられないこの「待つ」について自分なりに書いてみようと思う。やはり俺の場合はその立場によって待ち時間はバラバラだが数回、待ち合わせをして必ず遅れる前科者には15〜30分しか待たない。しかしこの前科者とどうしても大事な話がある時には必ずカフェなどの座って待てる所を待ち合わせ場所として指定する。そして待ち時間の長さを感じさせないように本やウォークマンを持っていったりする時もある。

ここである体験談を話す事にする。俺がまだアメリカに来て間も無い頃の話である。ニューヨークに来てやっと出来たアメリカ人の友達とレストランでディナーをする事になった。俺はその頃、語学学校の午前中のクラスを取っていたので先に一度、家に帰ってアメ友の連絡を待つ事にした。しかし、約束の時間が来ても一向に連絡が無い。しょうがなく彼の携帯にかけてみた。ところが電波が届かないと案内されてしまった。俺はお腹の空くのを我慢してそれからさらに2時間待った。(この時点で3時間待っている)いい加減、腹が立った俺はまたもや携帯にアクセスした。「あぁやっと出た!今どこにいるの?」携帯の向こうからなにやら盛り上がっている声が聞こえて来ていた。「あぁ今グリニッチヴィレッジで友達とディナーしてるんだ!」「なにぃ〜!だってお前は俺と今日、約束してたんだろう?」と怒って話すと「別に待つ事無かったのに」とあっさり言われて、忙しいからと電話を切られてしまった。そうなのだ、全員が全員では無いがニューヨーカーとは実に合理的でもし仮に先に誰かと約束してたとしても、後先関係無く自分の行きたい方を選んで行くという事だ。俺はいまだにこの習慣にはついて行く事ができないし、ついていこうとも思わない。

みんなはどうだろう?最高、どのぐらい待った経験があるのだろうか?そこで遅刻常習犯の方々に一言「待ち合わせをすると言う事はお互いの大事な時間を共有する事である。決してあなただけの時間では無い。待ち合わせをして遅れてる時間の半分は待っている人の貴重な時間でもある。忙しくしている人にとっては30分でも大事な時間であろう。遅れるなら遅れると一言連絡をするのが最低限のマナーではないだろうか?少し考えてみてくれ」と、ちょっと説教入っちゃったけど以外と大事な事のような気がする。

それではまたもや今週も遅れてしまってごめんだったのだ!来週こそ頑張って早めに更新するのだ。(約束は出来んのだが。)そんじゃぁ〜バイバイなのだ!頑張れよぉ〜我が愛する購読者達よ!俺の頑張るのだ!