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病欠!ひろグリスペと「方々へ」 |
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「ミンナ!ゲンキカ!」って頭の中で異星人がジャンピングしてる感じでとても気分が悪いのだ。何週間か前に引いた風邪が結局、悪化してお店を2日間も休んでしまった。熱が37℃から下がらず毎日それ以上になっているのを薬で何とか押さえていたが限界が...。医者の友達からもお叱りを受けて休む事にしたのだ。「具合が悪い時は無理をせず、休養を取って完治してから出勤すること!そうしないと効率が悪い!」と言われていていたものの、ついつい「このぐらい、仕事してれば忘れていつしか治っているはずだ!」って思ったのが間違いの始まりだった。みんなも気をつけてくれ。ニューヨークの天気は今週は寒かったのだ。先週はあれだけ暑かったのに、気紛れちゃんには困ってしまう。テレビでは26日間雨無し記録が話題になっている。(フラァ〜アァクラクラ) 今週のお店の方は可も無く不可もない1週間だったのだ。そして激突!オンメニュー争奪戦第3弾(ひろグリスペ第16弾)は「病欠」だったのだ。やはり、アメリカ薬は強い。でも、チーフの顔は少しがっかりした顔だったな。(すみません、期待に答えられなくてチーフ!)そしてオープンした途端に数人のウエイター&ウエイトレスから「今日はひろスペないんですか?えぇ〜!」って言われてしまった。俺ってば「俺のスペシャルなんて誰も気にしてないんだろうな」なんてずぅ〜と思っていたので意外な言葉で少しびっくりした。以外とみんな期待してないようで期待してくれてたんだぁ〜と思ったのだ。本当に感謝である。最近、体の調子が悪いので集中力も無くストレスは爆発寸前なのだ。どこに当たっていいかも分からず、じっとそこに居る自分。今、誰かに押されたら前のめりに転んでしまいそうである。自分で盛り上げようとしても盛り下がるばかり。そんな時に来る購読者からの暖かいメールについ、感情的になって目頭が熱くなる。『ありがとうね、みんな』人に流される事なく真直ぐ前だけ見つめて自分の道をゆっくりと歩きたくなった。まわりは恐ろしいスピードで高速回転!俺はその中心で眺めている。時々こんな自分の立っている場所にめまいさえ覚える。早く快適空間に持っていかなくては。来週は頑張るぞぉ〜!風邪の完治とともにまた、ゆっくり助走をつけて走ってやる!(何か悔しい、このどうしようも出来ない状態が?!)ごめん、みんな。(ゲホッゴホゴホッ) さて今回のテーマは「方々へ」である。今、俺はお店の中では中間管理職状態である。それは皆さんのお店ではどうか分からないが、厨房の中のシェフと現場のウエイター&ウエイトレス(以後、略してW&W)では意見や感じ方や見ている方向性が全く違ってはいないだろうか?口に出しては言わないが「やれシェフの方が偉いだの、やれ現場の接客の方がたいへんだの」と言う雰囲気が俺には感じる。双方、ベテランになればなるほど仲たがいを起こしているような気がする。俺は偶然にして厨房ではなく、お店の真ん中にあるグリルの前にいる訳だからその様子が手に取るように分かる。普段はお店でシェフ達と厨房についての意見を話し、営業終了後はW&Wと現場の話をする。だから、きっとみんなは俺に言い易いのか、いろいろな出来事を話してくれる。俺もお店に入りたての頃は「シェフは凄いんだぞぉ〜たいへんだぞぉ〜サーブする方が簡単かも?」なんて、ちょっとW&Wからはひんしゅくをかいそうな考えもしない事はなかった。しかし、こうして1年が過ぎてみると、どのセクションの人も大変な事が分かる。それぞれのセクションがしっかりしているから今の店がある事を分って欲しい。それにどの仕事にも「楽」は無いと思う。その人に向上心があれば、暇で楽はありえない。 要するに、俺は一言いいたい「自分の仕事が一番大変だと思って入る人!それは、あなたが思っているだけで本当は影で支えている人がいるから今のあなたがそこに存在している事を忘れないで欲しい。あなたが楽な時は必ず誰かが、その穴埋めをしてくれている事に早く気が付いてくれればいいのだが...。そして自分のまわりで「今、何が起こっているか」あなたは感じていますか?プライドとはここぞと言う時に使うものであって、普段から小出しにしている人はそれはプライドで無く頑固である」以上。俺も人の事をグダグダ言える立場では無いけれど、全く感じようとしないで仕事するのと、感じようとする努力をしているとでは大きな差があると思うよ。お互い頑張りましょう。(興奮するとまた熱が) 今週はちょっとストレスをみんなに与える話だったのだ。しかし、上手くみんなに伝わっていれば幸いである。それでは、来週までバイバイなのだ!(頭が痛いのでこの辺で、失礼するのだ!) 追伸:書き忘れたが先週の金曜日に「久保田利伸さん」がお店に来てくれました。ありがとう。ちょっと、真っ黒なアフロに引いてしまったのは俺だけじゃないはず...?! |