![]() |
ベジタリアンフードと幸運を呼ぶ落とし物 |
|
<< contents |
みんなぁ〜元気かぁ〜!?ニューヨークは今日は快晴だぞぉ〜!今週は雨ばかりで気分が悪かったが日曜日は見事に晴れたのだ!(でも、夕方はやっぱり肌寒いのだ)みんなの地域の天候はどうだろう?さてと、今週分も張り切ってお届けするので最後までおつき合い宜しくなのだ!それではどうぞぉ〜! 今週のお店はまたもや「暇」になり先週の嵐のような忙しさは無かった。でも、相変わらず「お寿司」が大炸裂状態。来る人来る人「寿司プリーズ!」なのだ。そんな、寿司バーチームの忙しさを横目にゆっくりと丁寧に心はまるで優雅なクラッシックミュージックを奏でるようにステーキを焼く俺。(う〜ん、素敵じゃ!よってる場合ではないのだ。) そして気になる激突!オンメニュー争奪戦第4弾(ひろグリスペ第17弾)は「グリルドベジタブルパート2(豆腐と大葉のフムス風ソース)」だったのだ。今回は一皿も出なかった。今回のチャレンジはベジタリアンミール(菜食主義者のための料理)を作る事だったのだ。肉、魚、卵類を使わないで完璧なベジミールで勝負しました。でも、難しかったなぁ〜、本当に。生野菜や温野菜、そしてグリルドベジにさっぱりとした、バルサミコやレッドワインヴィネガーなどのドレッシングをかければ簡単で旨いに決まってるんだけど、それじゃぁ〜芸が無い。日本食を感じさせながらもただ単に野菜でお腹を一杯にするだけでは無く、ビタミンやタンパク質も取れるベジタリアンフード。おぉ〜と忘れてた。使った野菜は完熟トマト、アスパラガス、ヤムイモ(日本のサツマイモみたいな味で中はオレンジ色)、オニオンだった。それぞれ下ごしらえしてグリルする。白い皿の真ん中にグリルした野菜を盛り、そのまわりに野菜に付かないように薄緑のクリームに大葉の緑の粒々が入ったソースを細く糸状に絞り出し、何回も回し入れる。そして最後にカリッとしたフライドした大葉をのせて出来上がり。くそぉ〜それにしても悔しすぎるぅ〜!制約が多すぎるよベジミールは。これで本当に生きていけるのか、分からんのだ。(ベジタリアンの方ごめん!)俺は生きて来てこれまで、考えた事が無かったが野菜だけで美味しく料理食べる事は結構、強敵なのだ。(サラダは除いて)でも負けないぞぉ〜。ベジタリアンの方ぁ〜待っててくれよぉ〜!この、ひろが必ず美味しく食べさせてあげるからなぁ〜!来週も頑張るぞぉ〜、おぉおおぉ〜! ほんでもって今回のテーマは「幸運を呼ぶ落とし物!」なのだ。みんなにもこんな体験はあったのだろうか?それでは読んでみてくれなのだ 。 それは、ある朝の事だった。突然、家の電話のベルが俺を揺り起こすぐらいに鳴った。普段は眠ければ「う〜ん、もう少し寝かせてくれぇ〜、後で折り返すからさぁ〜、もう少し、もう少し」と、ムニャムニャ言っている内に我が家の唯一のメイドさんの留守電ちゃんが軽快にアナウンスしてくれている。しかし、その日に限って「取らなくちゃいかん!」っと思い受話器を取った。それはグリーンカードの申請をお願いしている弁護士からだった。用件は「今日中に在職証明書欄のお店の名前と住所とレストランのオーナーのサインが必要なのですぐに事務所に書類を取りに来て下さい」と言うものだった。俺は早速、眠い目をこすりながらマンハッタンにあるオフィスを尋ねた。そして俺は書類を受け取ると時間が無かったのでキャブを捕まえて乗り込んだ。何とその座席にはその落とし物がひっそりと俺の隣に座っていたのだった。俺は最初はその落とし物に気が付かず、降りる寸前にふいに車道に飛び出した男のせいで急ブレーキをかけられるやいなや俺は流れるように前のめりになり倒れないようにと隣の座席に手をついたのだった。その瞬間、俺はその落とし物の上に手を置く事になった。「あれっこれなんだろう?誰か落としたのかな?」とまじまじ見るとそれは、これからアメリカで上映される映画の「SHREK」と言うオールグラフィックの映画のキャラクターのキーホルダーだった。俺は何だか無性にそいつを気に入り自分のキーホルダーに付けた。それが幸運の始まりとなったのだ。 キャブでお店に着いたものの、あまりの突然でオーナーとアポイントも取らずに来てしまったので午後5時のオーナーミーティングまで待つ事にした。現在時刻は午後3時である。弁護士の事務所がクローズするのは5時半なのだ。「あぁ〜あ絶対無理だよ。オーナーいつも忙しくてなかなか捕まらないしなぁ〜」と肩を落としていたら「よっ!おはようぉ〜!」ってオーナーが笑って立ってるではないかぁ〜。俺は急いで事情を説明してサインをもらって、またもやキャブを捕まえようと外へ出たとたん、偶然キャブのドライバーが飲み物を買いに隣の店にいて「乗るか?」と手で俺に合図をした。俺は喜んで乗ってオフィスの書類を届けた。あとは田舎の父から仕事先からの在職証明の発行の承諾待ちだった。今度は俺はサブウェイを使って家まで帰った。そしてドアを開けた瞬間に電話が鳴った。急いで受話器を取るとそれは父からの承諾が取れたと言う電話だった。時計は午後5時を回っていた。急いでオフィスに電話をして内容を伝えたのだった。ものの数時間ですべて完了!これはまさに奇跡に近い出来事に俺は少し震えていた。 それからと言うもの俺はこのあまり自分の趣味ではないキーホルダーを持ち歩く事になった。それ以後、体調は思わしく無いがいろいろな出来事があった。音信不通になっていた友達が偶然レストランに食事に来ていて再会した事、お店の人にレモンを貰った事(それも別の店で2回も)、お金を拾った事(少ないけど)、などなど細かい事がたくさんあったのだ。 みんなはこんな「幸運の落とし物」に出逢った事があっただろうか?俺の友達なんかは「人が落とした悪い運を拾うといい事がないから止めた方がいいぞ!」って言う。俺も「落っこちていたコインを拾って貯金してメシを喰いに行こう!計画(何ともセコイ)」で見事に悪い出来事に巻き込まれる事になってしまってそれから止めた。でも、自分と気が合う落とし物は拾って見た方がいいかもしれない。もしかしたら、あなたの人生を大きく変えてくれる力を持っているかもしれないから...。(でも、万が一でも怪しい巨額のお金を拾ったら警察に届けましょう!) それでは今週はこのぐらいにしてと。また来週、元気に合うのだ。それまでバイバイなのだ。 |