シェフの道ー第79話ー 力及ばずと激しいキスの音?!

leaf
力及ばずと激しいキスの音?!

<< contents みんなぁ〜元気に夏してるかぁ〜!ニューヨークは暑いぞぉ〜!今週の末から平均気温が82V(28℃)なのだ。みんなのエリアも暑いのだろうか?おぉ〜とそれにニューヨークは「地下鉄の窒息恐怖」が待っているのだ。夏になると男性も女性もタンクトトップやキャミソールを着る事が多いが、外の炎天下で汗をかいて地下鉄に乗ってくる諸外国の方々の体臭が車両一杯に広がり何とも吐きそうになる。それぞれの人種にはそれぞれの匂いがあるがそれが混じると、とてつもない悪臭となり鼻をつく。思わず息を止めてみるものの限界があり、何だか毎年呼吸困難にたびたび落ちいっているのだ。日本ではこんな事は経験が無かったのだ。そんな鼻が曲る前に今回も汗をかきながら書いてみるのだ!それでは今週も楽しく最後までおつき合いしてくれなのだぁ〜!どう〜ぞ!

お店の方は何だかパッとしないが売る上げは落ちてはいないのだ。それにしてもこの暑さでも皆さんはしゃぶしゃぶをオーダーしてくれて感謝感激なのだ。(夏ばて防止になっていいのかも?)そして気になる激突!オンメニュー争奪戦第5弾(ひろグリスペ第18弾)は「グリルドチキンwithレディッキオ(マッシュルームカプチーノソース)」だったのだ。今回は2皿出ました。鶏の胸肉に軽く塩、胡椒をしてチャコールで炭火焼き風に網で丹念に焼く。お皿にはレディッキオの葉を1枚敷きその上にスライスした鶏肉を置く。フライパンであらかじめ炒めておいた、しめじと玉ねぎにカプチーノソースを入れて暖める。それを鶏肉の上にトロ〜リとかけて、仕上げにチャイブでのせて出来上がり!最初に口に入れた瞬間は鶏肉のジュースと皮の香ばしさが舌を打つ。そして飲み込む瞬間にマッシュルームの濃厚な風味がやってくる。今回はチーフも「これは売れるんじゃないかなぁ〜」と言ってくれた。ウエイターのKさんも「これはアペタイザーじゃなくてアントレで出した方がいいよ!」と、絶賛してくれた。(喜んでいるのもつかの間だったのだ!)話は変わるが結局「激突!オンメニュー争奪戦」は3人の力及ばず、チーフが考える事になったらしい。何とも悲しい結果なのだ。でも本当にメニューを作るのは難しい。「焼く」と言うテーマでこの1ヶ月間、チャレンジした訳だがやはりグリスペを作り初めて4ヶ月目の俺には無理だったのかもしれない。でも、精一杯頑張ったので悔いは無いのだ。これにめげずに頑張るので期待しててくれなのだ!力無く「ぉ〜」

さてと、今週のテーマは「激しいキスの音?!」なのだ。みんなはどういう時にキスをするのだろうか?(何かこの質問は想像力を書き立てられると思わない?!)さて、とりあえず読んでみてくれ!それではどうぞ!

先日、朝早く目覚めたのでその勢いで早く家を出た。(もちろん仕事前なのだ)そして駅を降りてハウストンからブロードウエイをテクテクとアップタウン方面に歩いて行く俺。街はすっかり夏気分なのでこれ見よがしにカップル達があちらこちらで「チュッチュッ」している。俺はそんな幸せそうなカップルを横目にひたすら歩く。「あれ!またキスしてる。それも朝からこんな場所のこんな所で...!濃厚過ぎるぅ〜」と、心でブツブツ言いながら平静を装ってトコトコトコ。そして、俺はいつものカフェに行き、アイスドカフェラッテをチュウチュウ(俺のチュウチュウ相手はストローかい?!)吸いながらガーデンの椅子に腰を降ろす。爽やかな風、庭木の緑が何とも涼しげで眠気をそそる。そして10分経った頃、突然「チュウゥ〜ブチュブチュ、チュッチュッ、グチュグチュ〜」と、何やら庭木を挟んだ俺の後ろで怪しげな音。だいたいの想像は出来ているものの振り返る勇気が無い。でも、見たい、いや、見ちゃいかんと心の葛藤が始まる。そうこうしている内にその音は激しさを増し、椅子のずれる音がガーデン中に響きわたる。まわりのカスタマーもいささか気になり出したらしい。俺は「もうこんな朝から...非常識な!いくらアメリカの文化だからってさぁ〜。(フガァ〜!)」と、思いながら我慢出来ずに振り返った。「うわぁ〜たいへんだ!」と、思っていたらそいつと目が合ってしまった。何とそれは主人がバスルームに行っている間に目を盗んで犬がアイスクリームをベロベロ食べてるではないかぁ〜!それも黒毛の犬の顔はアイスクリームでベチョベチョで俺が振り返ったら、その音で犬も俺を見て2人でしばしの沈黙状態。犬の顔毛からはアイスクリームがしたたり落ちている。俺は「だめじゃないかぁ〜」ってにらみをきかせると犬もアイスクリームを取られると思ったのか「ウゥ〜」とうなりながら必死のにらみ返し。そうこうこの犬との悪なき戦いをしている内に主人が帰って来た。「オ〜マイガァ〜!」と叫びながら犬をテーブルから降ろすが時すでに遅し。主人のバックの中にもアイスクリームがしたたり落ち、コーヒーは倒れて大洪水!俺はニコッと笑いながら席を立ってお店からナプキンをもってきてあげた。主人は「サンキュウ」と言いながら引きつった笑いを浮かべてその場を立ち去った。俺はまた、やっと戻って来た平穏な一時に酔っていた。5分後、俺はさっきの犬の間抜けな顔を思い出してニヤニヤとしていた。何とも平和な一時だった。

やぁ〜みんな期待させて悪かったなのだ。どんな話しかと思った?エッチな事を考えて読んでいた、そこの君!今回だけは許してあげよう!それでは今週分はこの辺で。バイバイなのだぁ〜!

追伸:プレゼントの応募は、まだまだ受け付けているのだ!(もう忘れていたって?!)締め切り(6月15日(金)2001年)まじかなので急いで応募を頼むのだ!みんなの元気な声を聞かせてくれなのだ。メインは指輪だけど、その他にいろいろな小物を入れる予定なので男性もめげずに応募を宜しく!必ず、使える小物を準備するのだ。それでは待ってまぁ〜す!